*ports [#rf482784]
#contents
**portsnap &aname(portsnap); [#we8c94fe]
FreeBSD 5.x までは cvsup を用いて ports ツリーを更新していましたが、FreeBSD 6.0 からは portsnap がユーザランドに追加されました。&br;
portsnap は cvsup に比べて使用帯域やシステム負荷が低いため、今後は portsnap がスタンダードになっていくと思われます。&br;
まず以下のコマンドで最新の ports ツリーを用意します。
# portsnap fetch && portsnap extract
以降は必要に応じて
# portsnap fetch && portsnap update
を実行して ports ツリーを更新します。
portsnap の設定ファイルは /et/portsnap.conf ですが、通常はほぼ変更するところがありません。変更するとすれば最後の REFUSE の項目に必要としない項目（通常は各言語専用の部分）を加えるぐらいです。
常に ports ツリーを最新版に保つには /etc/crontab に以下の項目を付け加えます。
0 3 * * * root /usr/sbin/portsnap cron && /usr/sbin/portsnap -I update
使用しているマシンの時計を UTC に合わせてあるときは 3 の部分を適当な数字に置き換えます。
portsnap -I update を使用するのは、 ports を使ったソフトウェアを構築中に portsnap によって ports ツリーが更新されてしまうトラブルを避けるためです。
**portupgrade [#h22e8f95]
ports を使って簡単にプログラムのインストール・アップグレードが行える、portupgrade をインストールします。
# cd /usr/ports/sysutils/portupgrade/
# make clean install clean; rehash
/usr/local/share/examples/pkgtools/tcsh/complete.sample に補完例があるので((bash の場合は /usr/local/share/examples/pkgtools/bash/complete.sample、zsh の場合は /usr/local/share/zsh/site-functions/_pkgtools))、これを ~/.cshrc に追加します。
# cat /usr/local/share/examples/pkgtools/tcsh/complete.sample >> ~/.cshrc
# source ~/.cshrc
インストール後は、プログラムのインストールに make ではなく、portinstall を使用します。
portinstall を使用する際、詳細なログをとるため /usr/local/etc/pkgtools.conf の最後を以下のように変更します。
PORTUPGRADE_ARGS = ENV['PORTUPGRADE'] || \
'-v -D -L /var/log/ports/%s::%s.log'
**portaudit [#m9478611]
セキュリティ上問題のある ports をチェックする portaudit をインストールします。
# portinstall /usr/ports/security/portaudit/
CENTER:&rothtml();
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